テント内で立つことができる夏用ワンポールテントを検討していたところ、再販になることが分かりゼインアーツのゼクーMを入手。購入の決め手は、コスパとデザイン。夏場に入手し、それなりに使って慣れてきたので、感想と小ネタなど
最初はペグダウンが多くて戸惑ったが、ポイントを押さえればそれほどでもないので参考まで
(1)まず、グレーのビルディングテープの4箇所をペグダウン
この時、設営の目安とするのは、全開できるジッパーの箇所(B1)。ここをどちらへ向けるかを決めることが設営の第一歩なのでB1のループには目印をつけると良い。(図1)ただし、黒色ビルディングテープの場所なので、ペグダウンの順番としてはセンターポール設置後となる。B1を仮止めし、B2、B6の三角形を綺麗に作ることからスタートし、B3、B5をキチッとペグダウンし、グレーの四角形をキメる。(図2)
(2)センターポールの設置及び黒色ビルディングテープの2箇所をペグダウン
4箇所ペグダウンした後、センターポールを立てるが、この時にトライアングルハンガーをポールにつけておく。また、リビングシートを使う場合は、ここで導入するのが一番楽。リビングシートはB2ーB6のグレーのビルディングテープを目安に設置すると良い。(図3)その後残りの2箇所をペグダウンしてボトム部分は終了。センターポール動かすのはこの時点までで。
(3)3箇所のエクステンションフレームの設置及びペグダウン
3箇所のエクステンションフレーム頂点からのロープを張った時点でセンターポールの固定は完了。(図5)綺麗かつ丈夫に張るには、エクステンションフレーム頂点からのロープの固定が重要。意識するのはセンターポールからのテンションと左右のバランス。
なお、エクステンションフレーム横の補助用ロープは、強風時など状況に応じて張る。なので、立て方のコツとしては、ボトム6箇所(B1〜B6)とエクステンションフレーム頂点からの3箇所(A1〜A3)の合計9箇所をメインとし、残りはサブと考えて作業するといい。つまり、9本打った時点でゼクーはほぼ完成している。
(4)ベンチレータ3箇所のペグダウン
見た目の最終調整はここで行う。(図6)これを打ったら、(5)は飛ばして荷物搬入とかしてもいい。
(5)サブロープのペグダウン
サブロープは、主に強風時の補助だったり、幕のテンション調整用として張るが、本数が12本と多いので、基本張らなくてOKかと。ちなみに、私は12本あるサブロープを長さが倍の6本のロープに変更している。なお最近、公式からサブロープ張らなくてOK動画が出たところ。
(6)インナーテント使用時の注意
取説にもあるが、インナーテントの前面はB1ーB5面を向くように張る。インナー側からAフレームを通っての出入りを可能とするため、インナーのファスナーとAフレームの位置を合わせる必要があるのでB1ーB5張りになるので意識して設営したい。なお、リビングシートの場合は土間の使いやすさを考えると取説通りのB2ーB6面張りが基本。
(7)まとめ
ベース6箇所、ロープ6箇所の12箇所ペグダウンで完成なので、闇雲にペグ打ちして途方にくれないようにしよう。ビルディングテープと入口の位置関係とか、メインとなる3本のロープ(A1〜A3)の張り方を意識すると設営がスムーズになる。