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遊び小屋コニファーで極寒冬キャンプ

天気が良さそうな内陸側のキャンプ場を探していた所、清水町のコニファーさんに行くことにした。はじめての場所で山の方の枝道にどんどん入って行く感じなので、案内看板出てくるまではちょっと不安だった。ま、案内看板のあとは、車1台分の道幅の雪道を進んでいくので、さらに不安になったが。

サイトの地図とかがネットで出てなくてイメージできなかったが、小川沿いの空きスペースがサイトになってる感じで、確かにマップにはできないかも。キャンプ場の雰囲気としては、木造建物が幾つもあるので、チミケップ湖にあるYMCAチミケップ国際キャンプ場ぽくていい感じだと思った(例えとしてマイナー過ぎ)

受付してオーナーさんにテントの大きさを尋ねられ、水場や灰捨て場やトイレの説明を聞きながら、お勧めの場所に案内してもらった。なお、装備は前回と同じく、ローベンスのクロンダイクにユニフレームのUFペレットストーブをインし、コットで寝るパターン

天気は予報通り夕方にかけて安定していく感じだが、気温的にはかなり下がるので、冬キャン最低温度更新は決定的。今回は鶴の里キャンプフィールドさんと迷ったが、ここらで極寒冬キャンプを試してみて色々検討してみたいと考えた。

今回の変更ポイント

(1)ニトリさんのNウォームラグマットを追加

ちょっとしたすき間をうめるのに1畳分のマットを追加。収納も丸めるだけで収まるサイズなのでいいと思う。

(2)吸気口調整用のレギュレータを自作

前回の反省点より、給気量を調整すべくホームセンターで給気口を購入、全閉にならないように穴を空けて使用。天板温度が30度ほど下がったので効果はあった模様、CO計の数値は2台とも問題なしだった。

(3)USBブランケット(寝袋用)の追加

前回より気温が下がるので、あったら良いなぁと思い導入、10000mAhのモバイルバッテリーで6時間くらいもった。ネットでの評価は今ひとつだったが、途中ちょっと暑かったくらいなので効果は十分だった模様。寝袋用ではない普通のUSBブランケットもあるので電気毛布は未使用で済んだ。

さて、テント設営後、ユニフレームUFペレットストーブに点火する際に今までやって無かったペレット重量の測定を実施、0.5キロ、1キロ、1.5キロのタンク位置にマーキングすることができた。標準タンク容量はやはり1.8キロくらい、自作の延長タンクにより合計5キロまでペレットを充填することができた。

16時時点で外気温-9度、この時点で既に前回の最低気温と並ぶ、そして低温の影響か電池を変えてもデジタル温度計のリセットが止まらない。常温時には無かった不具合で日時と極値は当てにならない模様。

-10度以下になるとペレットストーブの熱量不足のためか、テント全体をあたためるのは難しい状況だった。ストーブの周りは十分暖かいのでなんとかなるが。ま、とりあえずお湯を沸かして、酒を温め、レトルトおでんで晩御飯。そのまま酒を飲みならが18時ごろまでテント内でゆっくり過ごす。外気温は-14℃に到達、凄いペースで外気温がさがっていく。通常、ストーブの上にファンを乗せているが、今回は暖かい風が来ないので中止し、天井のファンのみ作動。

酔っ払ってきたところで、18時になったので焚火を始める、いつも補助光源としてランプを使っているが、パラフィン系燃料は外に出すと凍ってしまうので、テント内において凍らないようにし、点火してしまえば自身の発熱で燃料が凍らないパターンなのだが、焚火開始後30分には燃料が凍ってしまいランプの火が消えてしまった。19時の段階で-18℃、予想よりも下がってきてるが、なかなか出来ない経験だ。やはり、冬場は灯油を使うべきと思い知らされる。風はほとんど無いので焚火に接近して暖まりながら酒を飲んでいたが、あまりの寒さにツマミが凍ってしまい、炙りながら食べる。

20時前にテントに戻り、着込んだままストーブの前でゆっくりする。外気温は22時くらいまでずっと−19℃前後で推移していた。テント内は10℃くらいはあるので温度差は30℃もあるのだが、テントの端の方は結構寒いので寝床の支度をはじめる。案の定寝袋が冷え冷えだったので、USBブランケットを始動、暖かくなることが確認できて一安心。使ったことが無いが、湯たんぽも効果的だろうと思うし、電気ものがだめな場合の保険にもなるだろう、きっと。

ここで、寝袋の暖かさをチェックするために、寝袋に入ってペレットが燃えきるのを(20分くらい)待っていたらいつの間にか寝落ちしてしまい。そのまま5時半頃までぐっすり寝ることができた。今回は寝袋用USBブランケットの活躍でよく寝れたと思う。ま、キャンプ場も静かだし、余計な騒音が無いのも良かった。

で、いい時間だったのでストーブでも着けようと温度計を見たところ、外気温は-24℃を表示!もちろん二度見したが、キャンプでこの外気温はなかなか体験できないと思いつつ、朝の方が気温さがるんだよなぁとか考えていると寒さで温度計が故障してしまったので、以降気温は不明になってしまった。とりあえずストーブに着火し、寝袋へ戻る。

灰の除去、着火剤のセット、燃料の投入、ライターで着火、あとは寝て待つだけ。ペレットストーブはこれが良いところだと思う。火が着いたのを確認して寝袋に潜り2度寝して6時半に起床、ストーブで朝食を温めて食べた。昨日のおでんスープの残りで作ったうどんが美味しかった。

清水町にはアメダスの観測ポイントが無いようで、近くの芽室を参考とすると、朝5時の気温は-26℃で、その後芽室では7時の段階で-27℃を記録していたので、キャンプ場でも近いくらいは行ってたんだろうと思う。もう-20℃超えれば大体似たようなもので、道内どこでも冬キャンプできる装備状況なのは確認できたと思う。あと雪や風が厳しい時は別なので気を付けたい。

いい雰囲気のキャンプ場なのでリピーターが多いのも納得、少し遠いが機会があればまた行ってみたい。