ゴールデンウイーク以降カヌーやキャンプと活動始めてるが、今回は動画の整理がついたのでコレ
カヌーで遊んでいるとたくさんの素晴らしい景色に出会うことができ、綺麗な写真もたくさん撮ることができるが、そうしているうちにその景色を動画に残したくなる。と思う。
で、何年か前に強力な安定化機能で人気のGoProを入手し、活動の中心である湖で動画を撮ってみたが、今ひとつ上手く撮ることができなかった。
原因は、カナディアンカヌーの特性によるものが大きかった。カナディアンカヌーは基本シングルブレードのパドルを使って漕ぐため、必ずパドルとは逆方向に舳先が向くので、調整しながら真っ直ぐに走らすことになる。そのため、普通に漕いでいる限りは舳先は進行方向に対して常に左右に振れながら進むことになってしまう。ストロークを工夫しても、舳先の動きまで止めることは至難の業だと思う。
また、一人で漕ぐ場合はパドルを入れる側に船が若干傾いてしまうし、むしろ傾けた方がカヌーが安定して漕ぎやすい。つまり、湖面に対しても左右の動きが出てしまう。
そして、湖面のうねりなどによる上下の動きもあり、結果的にどんなに画像安定化機能がついていてもカヌーにカメラを固定して撮影する場合はこれに悩まされることになる。
先人のカヌー映像をみてもやはりこの傾向はみられるため、長時間みていると船酔いの状態となることもよくある。タイムラプスを利用したり、漕ぎ手にカメラを固定したり、360°カメラをつかったりするなど対応法もあるようだが、目指したいのはカヌーにカメラを固定して、ベタ凪の湖面を写真みたいに撮影すること。
で、サンプルその1 朱鞠内湖での動画、湖面は安定しているがカヌーの傾きにカメラを合わせるのが難しく画面が傾いてしまっている。
サンプルその2 せっかくの紅葉動画がブレブレで残念な結果に。長時間みていると船酔いするパターン
そこでジンバルを導入したのが昨年、それまでの悩みがほぼ解消されそうな手ごたえはあったが撮影機会が少なかったため作動設定等なかなか固まらなかった。

次が簡単な比較映像。ジンバルなしの場面では、湖面のうねりによる上下動がでているのに対し、ジンバルありの場面では、風とうねりがあったにも関わらずこの安定感
ちなみに使っているジンバルは、hohem製の iSteady Pro3 という機種で IPX4防水も一応ついていて、お値段もお手頃。バッテリーの持ちがよく12時間くらいは余裕で作動させられる。
カヌー動画で使用する場合の注意点としては、作動モードは「フォローするヘディング」日本語が変だが、進行方向の左右の動きについては追従するモードで、進行方向左右軸以外はキープされる。
あとは、フォロースピードの設定をゆっくり目にすれば、大きな左右の動きは吸収しつつ進行方向をフォローする作動となる。ちなみに現在の設定は30°/secとしている。それと、気を付けたいのが「不感帯をフォローする」の設定。相変わらず日本語が微妙だが、微細な動きを追従するかの項目となるので、この設定は0°としないと、結果的にカメラがずれていくことになる。